土木関係等、「体を動かす仕事がしたい」と、高校卒業後、この業界に入社。4年間社員として経験を積み、独立している親方の元での見習を経て、自身も25才の時に独立した。
今回の作業は、新築集合マンション共用部のメーター回りの配管である。
この作業をする上でのポイントは、繋いでいく前に異物が入っていないかの確認、マーキングをきちんとすることだ。
普段は、ガス工事全般を担当しているが、なかでもネジ配管工事が好きだという。理由を聞くと、一番職人ぽいから。自分で寸法をはかり、鉄管をネジ切って組み立てていく。確かに、技量がいる作業で職人っぽい!
好きな工具も、ネジ配管工事の必須アイテムである、パイプレンチ。
この仕事は、形に残る。自分がガス工事した物件が無事に仕上がった時、すごく達成感を感じるそうだ。
黙々とひたむきに仕事に取り組む新居さん。日頃も口数が少なく、控えめなタイプだと同僚の方から聞いた。
でも話しかけると、さわやかな笑顔で、言葉を選びながら、まじめに答えてくれる。まさに「ココロに熱い職人魂」を持った男前な職人さんだ。
上の年代の職人さん達は和気あいあいとみんな協力し合って仕事をしている。だから自分達がその年代になった時も下の子たちを含めて和気あいあい協力し合える環境を作っていきたいと将来の目標を教えてくれた。
寡黙だが、職人魂と確かな腕で将来の職人さんたちをひっぱっていくに違いない。
そんな、新居さんの趣味はサーフィン。年中できるので、四国・日本海方面等、時間ができれば一人で行くそうだ。一人で過ごすことが好きだという。プライベートでも、寡黙なようだ。