ガスの埋設配管をゲンバでスムーズに溶接施工するための準備作業を行っている藤野さん。
小さい頃からこの仕事場で働いている親父さんを見てきた。大人になって、ライフラインを支える仕事は、「人の役に立つ」「やりがいを感じる」と、親父さんの背中を追いかける決心をした。
今日の作業は、配管の先端部をグラインダーで削ることと加工した配管の仮止め作業。見た目は火花が飛び散り大胆な作業に見えるが実は細かな感性と技術がいる。配管の角度や水平の確認など、きめ細かい確認が必要な作業となる。仮止めした配管は、ゲンバに運び、溶接していく。ゲンバでは、実際に配管が組み立っていき、きれいに仕上がっていくとうれしい。そして、実際にガスが流れ、お客さまに使ってもらえた時に、達成感を感じるそうだ。
そんな藤野さんが、日頃から心掛けていることは、慣れてきても手を抜かない！「初心忘るべからず」だ。
お客さまに安心・快適にガスを使っていただくため、日々の仕事は一切手を抜かない。大きな配管を扱っているからこそ、品質を落とさないよう細心の注意を払っている。そう話す藤野さんのまなざしから仕事に対する熱い思いが伝わってきた。
そんな藤野さんは、イレギュラーなことが起きた時、機転が利き、迅速に適切な対応がとれる親父さんを尊敬している。（普段は照れて言えないようだが・・・）
そして今、尊敬する親父さんの背中を追いかけている。追いつき、追い越すことを目標に！
仕事中は厳しそうに見えたが、休憩中の親父さんはとても優しそうな笑顔だった。親父さんも、藤野さんの頑張っている姿をそばで見ていて、嬉しいに違いない。
プライベートでは、スポーツでリフレッシュ。最近マイホームを購入、今は奥様とお子様（男の子）との３人家族。二人目もほしいそうだ。お子様もこの仕事場で働くお父さんを見て、いつか３代目になってくれるかな？
