高校の夏休みに親方さんの元でアルバイトとして働いた。
実際に経験してみると、とても面白かったので、高校卒業後、その親方のもとに就職した。
今日は、新築マンションの部屋の天井に柔軟性の高いフレキシブルなガス管を配管する作業がメインだ。柔軟性が高い分、曲がりやすいので、まっすぐに配管するよう注意が必要。また、ゲンバの工程上、配管途中で一旦置いておくことがあるが、必ずキャップをする。何気ない作業だが、ガス管内に異物が入らないよう細心の注意を払って作業をしているそうだ。
また、マンションでは、共用部でガス管を継手で繋いで上階までガス管を伸ばす工事がある。こちらは、フレキシブルな管と違って、鉄管を継手で繋いでいくのだが、締め込みをきっちりしなければならないので、ここはパワーの見せ所！？ パイプレンチで力いっぱい締め込む松浦さん、汗がにじみ出る。
松浦さんは、学生時代は、野球をしていたらしく、長身でしっかりした体つきがスポーツマンっぽく、汗が似合う。
普段はマンションでのガス機器工事が多く、その中でもユニットバスの配管や仕上げ作業が一番好きだそうだ。うまく仕上がるとうれしいし、面白いからだと言う。
ゲンバでは色々な工事があるが、自分が作業に携わり、ひとつひとつ出来上がっていく工程が面白く、最終完成した時は「やったなぁ！」って感じになるそうだ。その達成感がまた次の仕事への原動力なのかもしれない。
仕事でいつも心がけていることを聞いてみると「どんな工事でも『見た目をきれいに仕上げる！』こと。他業者の方や親方、そして何より、お客さまにご満足いただけるように」と答えてくれた。その真剣な目に松浦さんの熱い情熱を感じた。
今後の目標は、頼りになる親方の知識・技術を身につけて、ガス工事も機器工事も早く一人前になることだという。 先輩方からは、松浦さんは仕事が早い。今年は、ガス工事での最上位資格を目指して頑張ってほしい！という声を聴いた。 まさにゲンバの星、期待のホープだ。
プライベートでは、最近、クルマを買ったそうで、時々、山キャンプに出かけたりしているそうだ。プライベートの将来の目標は、家を買って独立を目指す！？
