住んでいる近くに憧れの人がいた。それが今の親方。
自分も「あんな人になりたい」と思い入社、親方の背中を追いかけて現在４年目となる綿谷さん。
今日の現場は中学校の空調増設に伴う配管工事。
配管は露出配管と埋設配管とあり、外壁に沿ってガス管を配管していく作業や地面を掘り新たなガス管を地中に配管していく作業が主となる。
「子供たちが快適な空間で勉強できるように」そんな一心で作業していく。
「絶対に漏れさせんぞ！！」そして、「自分の作業したところは完璧にしたい」これが綿谷さんのこだわりだ。
その言葉から日々の仕事に対する強い意志と熱い思いが伝わってくる。
そして、長年空手で鍛えてきた引き締まった筋肉でしっかりと力を入れて配管していく姿が印象的だった。
そんな綿谷さんも入社当時は、自分が穴を掘る仕事をするなんて…と正直戸惑いもあったそうだ。
それでも汗を流しながら一生懸命作業してみた。
自分の後ろをふと振り返ると大きな配管が出来上がっていた。その配管を見て思った。
これが仕事の「やりがい」なんだ…
自分のしている仕事は「形として残っていく」仕事なんだと。
ガス管を配管するのは体力を使う。それでも続けていきたい仕事である。
自分にしかできない仕事をしていきたいと語っていた。
一緒に働いている先輩の姿を見て育ってきた。熟練の技には敵わない。作業がとても速い。自分もそんな姿を目指しいつかは追いつき追い越したい。これが今の目標だという。
仕事に対するひたむきな姿勢とは対照的に、作業中も周りの仲間たちと声をかけあい、笑顔を絶やさない綿谷さん。その雰囲気から、一緒に作業している親方・仲間との仲の良さが伝わってきた。きっと彼の笑顔は、体力のいるゲンバでも、みんなを和ませ、力づけるパワーがあるのだと思う。
休み前夜は思いっきりお酒を飲むことが楽しみの一つだという綿谷さん。
そんな彼が最後に一言。 「彼女募集中！」
