学生時代は野球部に所属していた安冨さん。中学卒業と同時に甲子園を目指すため、地元の関西を離れ、他県で強豪校の野球部員として、日々練習に励んでいた。当時はクリーンナップを任され、チームの中心メンバーとして活躍していた。
卒業後は現在の会社が経営するガソリンスタンドでアルバイトに励み、公私ともに充実した生活を送っていたが、当時の上司から誠実で真面目な働きぶりが評価され、「ガス工事に興味はないか？」と今の職業を紹介されたことがきっかけでこの業界への就職を決めたそうだ。
今日は、安冨さんが担当する新築集合住宅のガス配管工事だ。
集合住宅は、配管の系統や作業内容が複雑になるため、入念な打合せや慎重で確実な作業が求められる。多くの業者が出入りするなか、様々な工具を使いこなし、的確かつ迅速に作業を進めていた。
また今回のゲンバは竣工間際で、安冨さんがリーダーとなり、会社の同僚とチーム一丸となって作業を行っていた。物件の工程によっては早めに応援を要請することで、現場効率を上げたり、安冨さん自身が同僚の応援に回ることも少なくないとのこと。普段から社内でのコミュニケーションを意識し、臨機応変な対応を取れるよう気を配っている。自身で物件を完遂させることも重要だが、お客さまにご迷惑をおかけしないことを最優先に考え、工程管理と確実な作業を常に意識していると話してくれた。
今回のゲンバでは床下やパイプシャフト等の狭い作業環境でガス配管を行うため、最終確認には特に注意し、作業が終わった後も入念に作業箇所の確認を行っていた。
長所は持ち前の明るい性格で初対面の人でもすぐに打ち解けることができるとのこと。ゲンバでは初めて会う業者も多いが、自ら積極的に話しかけることで、より良い人間関係を築けるよう心掛けているそうだ。
現在は、ゲンバでの出会いを大切にしながら、自分を育ててくれた先輩のように施工部署のトップとして会社全体を牽引するため、日々邁進中。仕事と真剣に向き合う安冨さんがとても頼もしく見えた。
そんな安冨さん、趣味で熱帯魚飼育をするなど意外な一面も持っており、休日になると子供や友人と集まってＢＢＱを楽しんだり、川で採集した魚を飼育したりと充実した毎日を過ごしている。
公私ともに出会いを大切にし、何事も全力で取組む安冨さん、将来会社を引っ張っていく日もそう遠くはないのではないか。
