スプリンクラー設備の仕事を経験後、親父さんのゲンバに手伝いに行ったことがきっかけでこの業界に転職した浜田さん。前職にはない配管の難しさ、やりがいが今の仕事にはあると言う。
今日は、新築中の戸建住宅1Fの天井で柔軟性の高いフレキシブルなガス管を配管する作業だ。今日の作業ポイントは、ガス管の中に異物混入がないことを確認してから配管することだと浜田さんは言う。万が一、異物混入に気付かずに建物が竣工し、ガスを開栓してしまうと、供給不良につながり、お客さまに多大なご迷惑をおかけする恐れがあるため、確実に作業しなければならない。
また、浜田さんの作業に対するコダワリを伺ってみたところ、他設備との影響を考え、ガス管を曲げる位置や配管するルート、他設備との離隔距離を取ることだそうだ。本日見学することができた天井の配管作業は、ガス工事の中でも特に好きな作業だそうだ。ガス管を配管したい長さに切る作業、実際に配管する作業、柱にガス管を支持する作業、そのどれもが一つ一つ丁寧で確実、そしてスピードも兼ね備えた手さばきが印象的で見入ってしまった。
この仕事のやりがいは、必ずしも図面通りに進まない事だという。水道、電気の配管・配線の事情をくみ取り、そのゲンバに柔軟に対応させた配管をしなくてはならない。それは決して簡単な作業ではないが、今までの知識、経験を活かし、ゲンバを上手く完了させることがやりがいとなり、そんな多種多様なゲンバを見られることがこの仕事の面白さだと語ってくれた。
そんな浜田さんには、尊敬する先輩がいる。その方は一人でいくつもの物件を担当し、それを難なくこなす手際の良さがあるという。浜田さん自身も徐々に担当する物件数が増えてきていることもあり、その凄さ、苦労が分かるが故に感じるものがあるようだ。
そんな浜田さんは、プライベートでは結婚三年目のお父さん。休日はお子さんと動物園に遊びに行ったりと育児に熱心な一面もあるようだ。「二人目がもうすぐ生まれる予定なんです。」と嬉しそうに話してくれた浜田さんは、一家の大黒柱として働く頼もしいゲンバの星だ！
